ハヤブサが灯台の回りを頻繁に飛んでいます。

室蘭八景の一つ地球岬灯台は1920年4月1日に点灯されて今年で98年になります。私が小学生の頃は展望台右横に馬ノ背と言う小高い断崖があり歩いてその頂上にまでいく事が出来ましたが、長年の風化で道幅が狭くなり場所によっては20センチの幅しかなくなり、完全立ち入り禁止となりました。人を寄せ付けない断崖ではハヤブサが営巣しています。ハヤブサは個体によってかなり性格が異なり、人が近づいても全く気にしない個体もいれば、猛烈な拒絶をする個体もいます。何故これほど性格の違う個体がいるかははっきりとした理由は分かりませんが、鳥類は一般に学習能力が高く、人間を受け入れる個体が現れても不思議ではないですね。今までのハヤブサはこの灯台の回りを避けて活動していました。それは観光に訪れる人の数が多く、鐘を鳴らしたりする事でハヤブサはこの灯台にはほとんど近寄りませんでした。今年の番は人間を気にしないタイプのハヤブサのようで、多い時で10分に1回の割合で灯台を横切ります。真冬のこの時期は観光客も少ない事も影響しているのかもしれません。

ハヤブサが灯台と展望台の間を通過して行きます。過去にはほとんど見られなかった事です。

メスのハヤブサですね。このメスは岬の先端の柏の木の枝に止まります。

トリミングしない全体写真です。九州大学に留学中の中国人の青年が優長な日本語で何を写しているんですかと質問されました。その青年にハヤブサの存在を教えたら、飛んで来るハヤブサを見つけて私に教えてくれました。

灯台の敷地の壁の上を通過するハヤブサです。キタキツネの足跡もありますね。

2時間あまりの間で10度以上もハヤブサが通過しました。今までにはない珍しい事です。

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